KAMIKAKUSHI

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【無料BL】KAMIKAKUSHI -カンカンダラ-

【d_346011】 ────────────────── 母と弟が姿を消してから、素行の悪い父との生活が始まった。 自立できるようになったら、家を出よう──。 そんな貴方の儚い願いさえも、父によって潰されてしまう。 父と仲の良い社長が経営する警備会社の寮へ放り込まれ、 酒癖の悪い同僚に、暴力を受ける日々が続いた。 いつしか警備現場の静寂が、貴方にとっての安らぎとなっていた…
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【無料BL】KAMIKAKUSHI -ひとりかくれんぼ-

【d_346014】 ────────────────── ある日、貴方の推しのバーチャル配信者が’ひとりかくれんぼ’を紹介していた。 ぬいぐるみと家の中でかくれんぼをする、一種の肝試しのような遊び。 その配信者──『きらーばにー』は過激な発言で注目を浴びていることもあり、 貴方はコメントで心配の声を届けるが、彼にとってはどこ吹く風。 体験を共有したいから、’ひとりかくれん…
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【無料BL】KAMIKAKUSHI -八尺様-

【d_346016】 それは本物の’怪異’なのか。 それとも、現代のインターネットが生み出した、尾ひれがついた伝承なのか。 ――どちらでも構わない。 貴方はただ、翻弄されるだけ。 ────────────────── 都会に生まれ育ったが、田舎暮らしに憧れがあった貴方。 ある時、地方創生の一環として募集されていた求人を目にして、 役場の『困りごと課」への転職を機に、小さ…
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【無料BL】KAMIKAKUSHI -猿夢-

【d_346018】 ────────────────── 電車というものは、時として揺りかごのような役目を果たす。 乗る者に心地よい揺れを与え、眠りへと誘う──。 職場へ電車通勤をしている貴方は、疲れた仕事帰りについ寝てしまうこともしばしば。 たまに、何気ないその日常の一幕が夢に出てくることがあった。 何でもない記憶のはずなのに、その夢は徐々に現実味を帯び始める。 ─…
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【無料BL】KAMIKAKUSHI -くねくね-

【d_399105】 「これは、夢。 頑張り屋さんの貴方が見る、優しい夢。 もう、頑張らなくていいんだよ」 ────────────────── 交際相手に妻子がいることがわかったが、それでもいいと貴方は不倫を続けていた。 しかし、そんな歪んだ関係が長続きすることはなく、貴方は捨てられてしまった。 失意の中で貴方は会社を休職し、自然の中で心の傷を癒やすため。 貴方は、地方…
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【無料BL】KAMIKAKUSHI -ヤマノケ-

【d_399111】 「あー、やっぱり女の体はいい。 女は最高です。 君は最高ですよ」 ────────────────── 秘湯を求めてどんな僻地にも足を伸ばす──それが温泉ライターである貴方の仕事。 その日も取材のため愛車に乗り込み、山奥へ来ていた。 取材を終えた帰り道。突然ナビがGPSを拾わなくなり、携帯も圏外に。 途方に暮れていた貴方が明かりのついている寺に車を止め…
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【無料BL】KAMIKAKUSHI -404-

【d_399117】 「そうだよ。 ずっと我慢していた。 君をひと目見た時から、君のことばかり考えていたんだ」 ────────────────── 不動産営業として働く貴方は、賃貸契約時に渡し忘れた書類を届けるためにある部屋を訪れた。 ──その部屋は、404号室。 貴方はその部屋の存在を、知らなかった。図面には、確か存在していなかったからだ。 そんな貴方を出迎えたのは、黒…
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【無料BL】KAMIKAKUSHI -巣くうもの-

【d_473318】 「──これからは、愛を確かめ合う行為が直接できるぞ。 嬉しいだろう? 俺は嬉しいぞ──」 ────────────────── 幼い頃から、貴方には守護霊が憑いていた。 姿は見えないけれど、困った時にはいつも助けてくれる頼もしい存在。 自分を傷つけた両親も、遺産や身体目当てに擦り寄る親類も。 貴方に害をなそうとする存在は、ことごとく消してくれた。 それ…
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【無料BL】KAMIKAKUSHI -コトリバコ-

【d_473326】 「このような雌の匂いを漂わせて。 もはや生娘の面影はどこにも見えないな」 ────────────────── 祖父が亡くなってからというもの、貴方は父以外を味方だと思えなかった。 残された祖父の財産を巡って親類の関係は泥沼化し、命のやり取りさえ始まった。 そんな醜い争いの中で、相続権を持った父が交通事故で亡くなってしまう。 叔母の仕業だろうと確信はあ…